毎年そうですが、ゴールデンウィーク中は、ご法事のご依頼はあまりなく本年も一日1、2件づつ(4/26~5/6)でした。しかし4/30から5/6まで4件連続でご葬儀となりました。4件目の葬儀は、「菩提寺さまがありますので代理の通夜、葬儀のお勤めをお願いします。」という葬儀社からの依頼であった。通常このようなケースの場合、菩提寺がとても遠方にあってどうしても菩提寺の住職が来ることができないから、そちらでやって下さい。か住職が御病気でお勤めできないかというケースがほとんどかな。しかし依頼日から通夜当日までわりと時間があったので、(火葬場予約が10日先までとれない)少しずつ情報が入ってくる。どうも御葬家さまの住まいの隣町に菩提寺はあるらしい。え?なら何故菩提寺がこないのか?葬儀社からの話によると、御葬家の葬式希望日に住職の都合がつかずこれないらしい。え?菩提寺でしょ?檀家さんの葬儀でしょ?スケジュール調整しないのかな? あ~そうか 別の檀家さんと葬儀がかぶったんだな、、、なら仕方ないか、、、それなら菩提寺の住職が知り合いのお寺さんに自分の代理を頼むのではないのかな? 私ならそうするし葬儀社任せにしたりしない、、、、、それがせめてもの菩提寺の役目ではないかな?昨今「葬儀なんてやらない」「お坊さんなんて必要ない」そんな風潮~ 葬儀は一生にたった一度だけ、何回もやるわけではない。ご生前信徒として懸命にその寺に尽くしてきたかもしれない。人生最大のイベント?葬儀に菩提寺がこない?←(少し大げさな表現でした、、、言い過ぎたかもしれない)
このような寺院の態度、や振る舞いが、「寺離れ」を助長しているのではないか?(これくらいにしておこう)うん そうそう 誰だってどうしても都合のつかないことはあるだろう!
通夜当日、喪主様にご挨拶「菩提寺様に代わりまして二日間お勤めさせて頂きます。どうぞ宜しくお願いします。」喪主「住職がお忙しいらしく、、、土日ですし すみませんが妙法寺さんにお世話になります、地元のお寺さんでしょ?知っておりますよ。私の自宅より10分くらいのところです。」
忠)「あ~まったく騒ぎすぎた 興奮しすぎた、、、自分を戒める」喪主様全然きにされてないじゃないですか~(菩提寺の住職がこれなことを)
忠)「49日忌までにお寺さんに戒名頂いてくださいね。今日は俗名でお勤めさせていただきますね。」喪主)「いえ 菩提寺から戒名届いてます。昨日葬儀会場に住職が届けにきました。、、、、、」忠)「ち~~~ん、茫然」
忠)「わかりましたご霊前に確認にいってまいります。」忠)「お戒名 読み方まちがえてしまうと大変なので読み方教えて下さい。」(ある程度読み方わかったがあえてお聞きした。)喪主「すいません わかりません」
通夜後 戒名とともに説明書きのお手紙が届いていたと知らされた。
読経供養ご回向はしっかりとさせて頂いた。戒名の読み方もまちがっていなかった。
私が思うほど 菩提寺に対する こだわり 思い入れはなかったのかもしれない。
菩提寺の在り方、信徒との接し方 今後とも葬儀式についてもしっかりと考えていきたい。忠)報