御納骨(桜舞う)

本日のご法事予定は4件ございました。うち3件が御納骨、埋葬法要でした。14時から本日最後の法要に臨むべく墓前へ向かいました。この墓所のある区画の周辺は、数多くの🌸の木に囲まれております。強風のせいもあってか桜の花びらが墓地周辺上空を舞い墓石にはどんどん花びらが積もっていくようでした。最近のご法事では珍しくざっと見30名ほどの参列者が墓前で待機されていました。お檀家さんという事ではなく、墓所を妙法寺に新規購入された方でしたので、「初めまして」のご挨拶から入りました。最初に故人のお名前、戒名、命日、年齢をお位牌にて確認し、次にご遺影に目を向け、忠)(え?とてもお若い女性、、制服姿、、、14歳?中学生かな)行事担当石材店の方に、それでは御納骨をお願いします。~納骨がはじまりました。参列者の皆様が少しずつ墓前へ進み出てくる、、、お墓に近づいてくる、、、 行事)「お納め致しましたのでご確認下さい」故人のお母様にちがいない 骨壺を抱きかかえ 大粒の涙を流され骨壺を離そうとなさらない。。。ご主人様が優しく寄り添い「さよならしよう、おわかれしよう」と話されている。かわいそうでみていられない みなすすり泣いている。拙僧ももらい泣き寸前、、、皆様に肩を支えられながら墓前から少し離れられた。行事さんがお墓に蓋をして、、、御住職お勤めお願いします。。。しかしお母様がお墓に進み出て今度は墓石の拝石を抱きかかえてしまった。とてもお経を始められる状況ではない。周りの方々が さよならしようね お坊さんにお経あげてもらいましょう。さぁ○○ちゃんから離れて、、、 お母様の髪の毛にどんどん桜の花びらが積もっていっている。頬を流れる涙に花びらがくっついている。映画のシーンなどではない。現実に今目の前で起きている情景なのである。気のすむまでお別れしてください。お経いくらでも待ちますよ。【あ?私は何を想っているんだ、、気のすむはずなんてきっとない】 永遠に想い続けて欲しいし、供養し続けて欲しい、、、、、お経を始めようとしたころには 香炉の炭は燃え尽きていた。お戒名には 「咲」や「満」という字が刻まれていた。開の桜くその花びらが舞う、、、、今日のこの日こそご埋葬、お別れするべき日だったのか、、、、(四十九日忌でもない、一周忌でもない 新盆 お彼岸でもない) 只々ひたすらに仏身を成就せんことを!合掌

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です